投稿日:2016年9月15日
自分に合ったレベルのコンクールを選ぼう

クラシック音楽コンクールへの出場を目指す方へ入賞のためのアドバイスをするならば、出場回数を増やして場慣れすることが大切だということをお伝えしたいです。コンクールという特別で独特な環境下で、自分の実力を十分に発揮した演奏ができるということは技術面はもちろん、メンタル面での部分が大きいと感じます。まずはレベルの低いコンクールからスタートして、その環境に順応することができるか様子を見ましょう。

そして、他の出場者の演奏の様子や舞台裏での様子から学び、自分のより良い演奏にプラスになることは真似て吸収し、マイナスになるようなことは反面教師でさも自分が経験した失敗としてこころに刻むようにすれば、次回のコンクールまでにどのようなことに気をつけたら良いのか、反省点と課題が見えてくるはずです。コンクールの雰囲気にのまれてしまわないよう、その場を楽しめる度胸とメンタルがしっかりしていると、安定した演奏に繋がります。

そして、演奏を楽しんでいるという雰囲気や表情は見ている者からは非常に好意的で、より良い演奏を演出できるメリットもあります。入賞ばかりを意識して、からだが硬直したり気が急いてしまったりしては、演奏が台無しです。まずは自分に合ったレベルのコンクールを選んでエントリーしてみましょう。