DRA音楽コンクールニュース
投稿日:2016年9月3日
音楽コンクールの選曲について



音楽コンクールにおいて、曲選びはとても重要な要素です。高い演奏技術や豊かな表現力を持っていても、曲の選択を誤ると結果が伴わない場合があります。
誰も演奏したことがない曲を取り上げ、コンクールに挑戦する場合、審査員の評価が分かれるリスクがあります。その曲が変拍子、不協和音が多用されている難解な曲の場合、審査員が受ける印象、評価を想像することは難しいです。そうしたリスクを避けたいのであれば、過去にそのコンクールで演奏され、ある程度の結果を残している曲を取り上げることです。そうすると、演奏曲目が他の奏者と同じになってしまう場合もあります。しかし、曲が同じであっても相手より正確かつ豊かな表現をすれば高い評価を得ることができます。曲が同じになってしまったからと言って過度に心配する必要はありません。
過去に実績を残している曲であっても、奏者が気持ちをこめられない曲や気持ちよく演奏できない曲は取り上げないことです。気持ちを込められず、嫌な思いをしながら演奏すれば、そのマイナスな感情は音を通じ受け手に届きます。曲を思う心、表現したいビジョンを浮かべながら演奏すれば、それらは自然とあふれ出て、聴衆も敏感に察知します。かたく、押し込められたような演奏より、情緒にあふれた色彩豊かな演奏のほうが審査員も高い評価を付けます。コンクールは演奏者だけではなく、審査員という聴衆もいることを意識した曲選びが求められるのです。
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